ちゃいの秘密日記 
○●2008年度●○

 

 

■苦節10年エボリューション
 - 3月7日 -

土木の計画・設計をやるのであれば、最終的には持っていないと勝負にならない資格、「技術士」。

昨年、苦節10年を経て、「建設部門」の「都市及び地方計画科目」が受かった。去年この日記にも書いた。

2008年度は都市・地域計画の他に業務の中心にあった「道路科目」について受検した。

道路について言うと、純粋な道路としての業務で、且つ、技術的検討事項の多かった物件は、2003年の秋から半年設計をして、現在も工事における設計対応を行っている(実に6年の月日が経った)R駅の周辺整備だけであるため、自分としては昨年よりもさらにハードルが高かった。

しかし、これもそれこそ、自分が何もわからないところから始まり、何度も失敗し、あやまり、発注者や地権者と一緒に悩みながらやってきた仕事である為、この話については全く恐れることはなかった。解決してきた自信があったから。
内容的にも交通計画・道路詳細設計・橋梁設計・河川護岸設計、駅前広場設計など、交通インフラ整備の重要な部分がてんこ盛り、かつ、地域の100年後の姿を造るという計画要素がふんだんだったことも含めて、議論の幅は広かった。

実際、年末の口頭試験で検査官と議論になったのは、設計基準がどうこうということではなく、技術者が地域づくりへ自分の持てる知識・技術を発揮してよりよい街をつくるには、どの様に考え行動すべきかということだった。
その辺は十分な質疑応答ができたが、テクニカルな話となると、相手の質問にこちらが答えると、活発な議論にならずに過ぎ去っていく為、前回とはことなる変な焦りを感じての口頭試験だった。

それから数ヶ月が過ぎた昨日、「道路科目」の合格通知が来た。

思い起こせば、今回の技術論文のネタとなったR駅の仕事は、本当に苦労した。K公園の仕事が苦労の中にも楽しさがあった分、この仕事ではそのギャップが酷かった。
人に対する不振と感謝、仕事における理想と現実、どうしたら良いかわからず空を仰いだこと、起こった問題の解決に奔走してるうちにプライベートでの別れがあったこと、等々、日々起こる自分の実力を超えた問題の中で、何度も苦しいことがあった。犠牲にしたことも正直あった。

そんな風に振り返ると、今回の合格はなんか人生の絶妙なバランスの上に得られたもののような気がする。やはり、本物を得るには、それなりの苦労や努力が必要なんですね。

そんな郷愁にかられる合格でした。
しかし、これはあくまでライセンス。これを活かしてより良い街づくりが出来て初めて意味があるもの。
今回もこの意気込みは忘れず、せっかく二科目取得出来たことを大切にして、さらにエボリューションしていきたい。

100年後の街の礎を造る為に、今日も頑張ります。

「その一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」
(アントニオ猪木じゃなくて一休宗純、「道」より)

 

■謹賀新年
 - 1月7日 -

かなり送れましたが…

明けましておめでとうございます。

年賀状のデザインを載せてみました。
今年のキャッチは「今こそ、はかる!」です。
‘はかる’には
「測る」「量る」「計る」「謀る」「図る」「諮る」
などなど、いろんな意味を込めて、今こそはかる時かなぁと思ってます。

新年早々、肩と腰に激痛が走り、あまり動けませんでした。
5日から会社は始まりましたが、体を動かすことで何とか良くなった感じです。
いかんいかん。

ここ数年、何となく体調の悪いところを抱えながら、だましだまし働いている気がします。

と言うわけで、動けない体で考えた今年の目標は…

(1)健康な肉体と精神で活きる!
(2)前向き思考で活きる!
(3)体重10kg減で活きる!
(4)本を読んで知識を仕事に活かす!
(5)英語学習再会で広く世界に活きる!

(1)はとにかく、剣道をやっていた頃の強靱な肉体を取り戻す為に、一から健康な肉体を作り直し、苦境に負けない心と体を作る。

(2)は、暗い話題が多い社会情勢ですが、人はどんな苦境も乗り越えてきたので、自分自身が暗中に希望を見つけられる前向きさを持ちつづける。

(3)は健康とリンクするが、不調の原因はとにかく体の重さが第一原因(ここのところ三桁を割らなくなっている(^_^;))なので、絶対10kg落とす。

(4)は、本屋で目次の興味で本を買う物の、全くよんでいない、または期待された知識を身につけていない物が山ほどある。これらを読みこなし、スキルアップして、仕事の幅を広げる。

(5)は、昨年、自分が国際社会と別なところで生きているのでなく、同じ地球上で生きていることを痛感させられる出来事に多く出会い、たとえ山梨の田舎で仕事をしていても、世界と向き合う意識を養う為に、まずは英語力をブラッシュアップする。

以上、五つ上げてみましたが、とかく普段の生活を仕事という理由でおろそかにしてきたこの数年。仕事もプライベートも自分が生きる場。両方しゃんとしないとバランスが悪いですね。
両方とも良くなるように、まずは健康に、前向きに!

余談
歳のせいもあり、結婚へのプレッシャーは内外ともに高くなりました(^_^;)。
「けんこう」「けっこん」何となく発音が近い二つだけに、この問題も今年は避けて通れないかも。流行の婚活もスタート!

 

■金網デスマッチで肉弾戦にもつれ込む
 - 7月5日 -

また今年も試験シーズンが始まり、暑いシーズンが始まった。
仕事もなんか区切りがついたと思うとまた次の波が始まり、落ち着くことは少ない。
人生は待ってくれない。

そんなことを思いながら、東京での講習の帰りに、大学の後輩が働く川崎の焼肉屋を訪れた。
相変わらずアシッドマンのボーカルのような出で立ちで、肉をさばいていた。そのお店は店員がみな覆面をかぶり、プロレスをのビデオを流しながら威勢良く肉を振る舞ってくれた。お客は皆チャンピオンと呼ばれ、演出だけでも楽しかった。そこに川崎周辺に住むギタークラブの後輩達が集結し、小さなOB会をしながら、僅かな時間ではあるが楽しい雰囲気を味わった。

人が生きるという暑い躍動感を感じた街、川崎。また肉を食べに行くよ、モリモリ。

 

■芽吹き=生命力
 - 5月1日 -

山梨は春の花の時期から新緑の芽吹きの季節に入り山が美しく萌えてます。
この色は僕にはとても力になる。景色を見ているだけで超ポジティブ。

ところで、この数ヶ月、琴川ダムでダムの観測の仕事をしていますが、ここは日本でもっとも標高が高いところにあるダムで、季節はこれから春。桜も今満開です。

今、提体の上まで行けますので、GW中に行ってみてはいかが。
ただし、途中の道は狭いので運転には気を付けて!

 

  

 

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