ちゃいの秘密日記 
○●2014年度●○

  

 

■今年度も終えます
 - 3月 30 日 -

あっという間に今年度も終わりが迫り…

「エンジン01オープンカレッジ in 富山」が27〜29日に行われ、昨年の苦労もあってぜひ見に行きたいと思ってはいましたが、この時期はかなり厳しい! と言うことで、01行かずに仕事。

28日は会社の月例研修会でり、来年度入社する新入社員を迎えての合同研修。
入社1年目〜4年目までの社員の皆さんに自分がこれまで行ってきた仕事についてのプレゼンをしていただきました。普段職場ではお互い切磋琢磨で厳しい指導をされている若手ですが、発表の機会となればなかなかどうして、思いのほかきちんと説明が出来るようになっていた。特に、技術の女性社員のプレゼンは見栄えや言葉遣いなど、普段自分が気がつかないような視点で分かりやすい説明だった。女性が起こすイノベーションを感じずにはいられない研修だった。

そして、29日には建築設計、監理で携わってきた小菅道の駅と庁舎の竣工式が行われた。
東京都に隣接する小菅村は、昨年11月に完成した松姫トンネルにより、当社からでも1時間あれば楽々行ける距離になった。人口減少社会の中で、過疎地の自治体が今後どのように生活を守って生き続けていくのかの具体的な取組が展開されている地域だと思う。
季節も良くなり、もう凍結の心配なども無いので、道の駅「こすげ」にドライブがてら出かけていただき、地元食材を使ったイタリア料理や温泉を楽しんでいただきたい。

結局今年は行けなかった01、来年は調整して行きたい!

 

■あれから4年
 - 3月 11日 -

いろんなところで、「あれから4年…」という言葉を聞いた今日。

本当にあれから4年。
あの時の被災地の様子は、湾岸戦争の始まった日、阪神淡路大地震、地下鉄サリン事件、アメリカ同時多発テロと共に、いまでも忘れられない風景が頭に浮かびます。
昔、NHKが20世紀は映像の世紀みたいな番組を作っていましたが、まさに映像が、人の感性に大きく影響している。
しかし、確実に、あの時のままの悲壮感は心の中では変わっている。今も復興が進まない地域があることは分かっていても、そのことに心が持って行かれるような感覚は少なくなった。

自分も、今を生きている。そして、周囲の人々や動物、草木も皆生きている。命が終わるその時まで、それぞれがそれぞれの思いの中で。

そういうことを考えつつも、年度末の納期に終われるこの数週間の現実。
せめて、寝る前、もう一度自分が感じた4年前の気持ちを思い返したい。(もう既に、今日中に寝れる保証は無いが…) あ、あと今年は、大船渡や相馬をまたちゃんとこの目で確認に行かなくちゃいかんなぁ。

 

■ズワイガニ
 - 1月 12日 -

実際にいろんな地域を訪れ、自分の感覚でその土地の空気を感じる事… 
街づくりの仕事をする上で、とても大切な事です。藻谷さんの「里山資本主義」を読んで更にそんな思いに駆られる今日この頃。

年明け仕事始めにギックリ腰を再発し、痛みを騙し騙ししながら過ごした一週間は挨拶廻りや賀詞交歓会などで終わりました。

そんな週の週末、法事だけで終わるのはもったいなく思い、同僚のまことくんの「冬の北陸の蟹」話に感化されて、石川県加賀市に思いつきの強行軍で行ってみました。

この十数年で全国の高速道路がネットワークされつつあり、北陸も5時間もあれば大概たどり着けます。

雪化粧した山々の景色は本当に美しいですね。感動。 今回頂いたのは石川県橋立港で捕れたずわい蟹。刺身、焼き、鍋などの食べ方のお話を伺いながら頂きました。本当に美味しいですね。腰の痛みを押して来た甲斐がありました。 帰りは昨年9月に訪れた長浜の黒壁スクエアを再訪し、前回よく見れなかった場所を再確認。短時間でしたが中身の濃い旅をしてきました。

今日は明日から再開する講義の準備。
採点で終わりそうです。年度末の慌ただしさが感じられ始めた職場ですが、あまり代わり映えしなかった年末年始の分を気分転換できたので、また集中して仕事が出来そうです。(追い込まれて集中しているという説もあるけど…)

〜 感動は心のご馳走 〜

 

■ポール・スミザー
 -  12月 2日 -

ポール・スミザーさんの仕事の流儀、とても良かった。
すぐ近くにこんな素晴らしい庭師がいたのを知らなかった自分が恥ずかしい。

日本の草木と四季を熟知して、数年・数十年かけて庭の姿を作り上げる感性が、メッセージが、心に響いた。それでいて、多年草の配置に、やはりイギリスの空気感も感じられた。この良さを感じたからこそ、ずっと管理していく日本の伝統的庭造りの良さも改めて感じた。

「居場所があれば、生きていける」…
この言葉がとても重く心に載っかってます。
何か、自分の仕事の中に重要な分岐点を作りそうな、そんな番組だった。

 

■第10回 甲斐路100km歩け歩け大会 終了
 -  10月 13日 -

10月11日(土)、12日(日)の二日間にわたり実施しました「第10回 甲斐路100km歩け歩け大会」(協同組合ハイコープ山梨地区本部主催)は、歩者として137名、サポーターとして92名の参加により、大きな事故も起こることなく、無事に終了することができました。

今回の歩者は、137名中109名が完歩、28名がリタイア、完歩率79.6%となりました。昨年の81%にはわずかにとどきませんでしたが、例年の50〜60%台に比べると非常に高い完歩率です。
今年の傾向は、最後尾側の歩者のスピードも比較的速く、チェックポイント引き上げ予定時刻よりも早く撤収となる場所が数カ所出ました。また、サポーターも各班の班長さんが素晴らしいリーダーシップを発揮してくださり、迅速な対応をしてくれました。
組合員企業の社員研修として開始して10年、研修の経験値が各社で受け継がれ、きちんと目的を達成する(歩者としても、サポーターとしても)ことが意識されてきた結果であると思います。

私は今回、副実行委員長として運営の企画から準備、そして当日は先頭集団の安全管理・歩者のゴールでの出迎えを実施する役目で大会に係わりましたが、実は実行委員会は初めてでした。そこで分かったのが、やはりこの大会を実現するための裏方の大変さを改めて感じました。
本大会は単なる100kmを歩く大会ではなく、歩者・サポーターとして大会に係わりながら、自分の限界を超えて「感謝!・感動!・感激!」を体験することが目的の研修です。なので、この二日間をやり遂げることは大事なのですが、ここで感じたことを自分のこれからの生活や仕事へどのように繋げていくかが重要なのです。

ゴールで歩者を迎える役目を行う中で…

  • とにかく、トップ集団を形成した3人はとてつもなく速かった。「走ってはいけない、歩く大会!」でしたが、まさか歩くのもあんなに速いとは。自分は車で先頭の管理をしていただけなのに、途中でコース案内で車を降りて道案内をしているとき、既に90km以上を歩いてきた彼らに全く追いつけなかった。スゴイ!
  • 当社の女性社員が残り時間が20分くらいの時間でゴールしました。サポーターがみんなで「もう少し!」「頑張れ!」と声をかけ、それに背中を押されながらゴールした後、感謝で周囲に頭を下げる彼女の姿に、ちょっと泣けてきました。
  • 僕の同級生が、自身のここ最近のいろんな問題との葛藤の中で、自分を見つめ直して心のモヤモヤを乗り越えたいと、歩者としてこの大会に参加しました。足を引きずりながらも、かなり早い時間で見事完歩しましたが、20数時間に及ぶ歩行の中で何かが見えてきたのか、ぜひあとで感想を聞いてみたいと思います。
  • どの人も100kmを歩ききるというその出来事の達成の瞬間は、本当に良い顔をしていました。

何はともあれ、交通事故など各種事故に遭う人が無く、歩者もサポーターも全員ゴールの会場に戻ってくれたことが、運営側としては一番胸をなで下ろしたことです。以前サポーターをしていたときは、明け方の眠さの中で交代でわずかな仮眠を取ったりしましたが、今回は37時間本当に一睡も出来ず、実際明け方ウトウトしかけながらも、何かあっちゃいけない責任の方が勝って、日の出と共にテンションが上がっていくおかしな体験をさせていただきました。そしてその反動か、昨晩は途中で目が覚めることなく13時間寝続けました。

歩者・サポーター、そして実行委員会の皆様、本当にお疲れ様でした。この二日間が皆さんの人生に何か変化を起こしてくれることを期待しつつ、私も成長の糧にしていきたいと思います!
では、また来年!!

 

■ビギン・ザ・ナイト
 - 9月 13日 -

今日は古内東子さんのコンサートを聴きに東京国際フォーラムへ。

山梨から東京に行くには車だと中央自動車道を走ることになりますが、午後になると小仏トンネル付近で大渋滞になるため、午前中からの移動。夕方のコンサートには時間があるので、初めて江戸東京博物館に行ってみました。予想よりも見応えのある施設で、とても全部は見きれず、もう一度行ってみたい場所でした。

そして、待望のライブへ。
ファン投票で選曲したとのことで、僕が知っている曲も数曲あり、大人なライブ構成でしっかり音楽を聴けました。古内さん、なんかふっくらしたなと心の中で思っていたら、アンコールにてご懐妊報告。熱心なファンの方たちにはとても嬉しい報告になったのではないでしょうか。

せっかくの東京ライブだったので、その日は泊まることにして、線路下の飲食街で余韻に浸ったお酒を楽しみました。街の魅力の一つには、生活を楽しむ空かがそこにあるかどうもあると思うのですが、この日の東京ナイトは、そんな時間が詰まってました。たまには良いなと思える時間でした。

 

■夏の日本を満喫しよう
 - 7月 13日 -

会社の同僚であり、高校時代の同級生まことくんが計画してくれる毎年恒例の土木視察会。今年は札幌の都市河川の自然再生の現場を視察しました。

 一度は3面コンクリート張りの水路として整備された都市河川を、多自然河川へ改修した事例を見てきましたが、そんなことを20年前からやっていて、現在も維持管理を続けているのに驚きました。

環境という言葉は非常に広義に使われることばですが、今回見てきた河川環境は、都市の中の河川ということもありますが、人が管理をきちんと続けているからこそ維持されている事例です。

それにしても、北海道は美味しいものばかりで、ついつい食べ過ぎてしまいました…

 

■紙の寿命
 - 5月 12日 -

広島県立歴史博物館が、江戸幕府8代将軍徳川吉宗が命じて作らせた日本地図「享保日本図」(1725年ごろ)の測量原図が見つかったと発表した。かの伊能忠敬が「全日本沿海輿地図」をつくった時よりも更に100年ほど古い時代の日本地図である。 数年前、伊能図もアメリカの図書館で発見されたり、先人たちが今のような道具がない中で地図を作った形跡が明らかになっている。

 紙に残すと数百年残るのに対し、現在のメディア(CD,DVD、フロッピーなど)は数年〜数十年が限界であり、現在、技術革新によりビックデータを扱っていろんな問題解決に挑戦しているが、未来の人類への遺産としてきちんと残るデータはどれくらいあるのだろう。

そう考えると、資料やデータをどう残すのかという人の知恵が重要であり、図書館や資料館、博物館の本来の役割をもっと大切にしなくてはと思う出来事である。

 

■今年も巡りて卯月
 - 4月 2日 -

毎年のことですが…
怒濤の年度末は心の整理もできないまま3月31日となり、いろいろ思いにふけっていた翌日には全員に平等に4月1日はやってきて、当社も新入社員を迎えて新年度が始まりました。

センチメンタルな3月も4月になれば突然何かポジティブな気持ちになるのは、十数年間の学校教育を受けて移りゆく季節の中での出会い別れのリズムがたたき込まれた余韻でしょうか。(余韻をその後20年近く引きずる自分も自分ですが…)

昨日は会社の歓迎会。何となく、向かえた私達もフレッシュな気持ちになります。
新人さんにとって、社会人となったときの初めての上司はその後の人生における社会人としての心持ちに大きな影響を与えると聞きました。 良き先輩となれるように改めて自分を省みるのも、また4月の良いところかもしれません。

 

 

  

 

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